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花尊し

花尊し

北杜夫

Q 小樽といえば寿司!

かつて某作家が小樽の寿司屋の傲慢な対応に腹が立って かなり厳しい批判を書いていたことがありましたが、 そのお陰で最近は決してそんな事はないようです。
ところが寿司屋以外の業界におけるサービスのあり方には 問題の有るところもあるようです。
そこで参考までに小樽の寿司屋を批判した某作家というのは誰で どのような事件だったのかを知りたいのです。


A 小樽なんてもう行かない!

寿司が好き! で、小樽に行ったですよ。 さすが寿司の街、 ススキノのソープ街が寿司屋に変わったもの と思っていただいて結構かと…乱立しとります。 いつもながらの行き当たりばったりの旅の事ゆえ下調べ無し。 【 食べ放題2,980円 】の看板にそそられ店内へ。 案内されたのが立派な白木のカウンター。 (その日に限ってパリッとしたスーツ姿。これが災いした…) 期待も高まろうってなもんです。 おしぼりが出て、板さんと一言二言かわし、さて何握りましょ? という話になって“食べ放題で…”と言った途端、 店の人間、豹変しました。 見事に。 「お席はこちらでお願いします」と、 さっき出されたおしぼり自分で持って案内された席は、 階段下のせま~いテーブル。 ここで黙々と不味い寿司を喰い、 何とか元を取ってやろうとおかわりを注文しようにも誰もやって来ない。 もう少しで暴れそうになりましたが、 分別のある大人として 「こんな格好してるから誤解されたんだ。自分が悪いんだ…」 と押さえて店を後にしました。 って事は何かい、〈食べ放題2,980円〉はしょぼい人間の食い物なのか!?  今、思い出し怒りしてます。 かの北杜夫先生も小樽の寿司屋でタイマンはったとか、 マンガ家の西原理恵子先生は居酒屋でちょいとつまんで いちまんはっせんえん取られたとか… 小樽での不平不満話は多い気がします。 そうです! 小樽は何一つ反省しちゃいねぇ! ここは忠告しておかねばなるまいってんで 小樽の商工会に手紙を書いたのですがナシノツブテ。 推して知るべし、それだけのところだったという事ね。

以上
http://www.mikuriya-design.co.jp/cgis/whatsnew/ev_list.cgi?action=details&id=14
より転載


A 小樽に限らず

小樽の寿司屋に限らず北海道の観光街の店は、一見客に対する扱いはひどいですね。 当時小樽の街ではちょっとした騒ぎになったエッセイですが、かばう訳ではありませんが、 京育ちの私はあの程度の応対は慣れっこです。 自称ソウウツ病の北氏ですから、 かなり精神のバランスが悪い時に書かれたエッセイだろうと思っています。 青山や広尾の流行店で何度も同じような経験をしましたが、多くの店が今はありません。 ガイドブック片手に有名店を探した昔と違い、インターネットで店の評判がわかる時代です。 高度情報社会においては、おごった店や職人は淘汰されて行くでしょう。
(sealion)

「世界一無礼な寿司屋」北杜夫
私と妻とカメラマンは、カウンターに坐った。 妻が「あの貝は何ですの?」 と店員に尋ねた。 そこは親父さんとその息子らしい若い三十歳代の男がいた。 その若い男は、先客の二階の客の寿司を握っていて、 「それは、これが済んでから」 と、実に突っけんどんに言った。 私はムッとした。 いやしくもこちらは客である。 またその若造は、私が醤油の皿を前に置くと、パッと邪険に無言で位置を変えた。 それから二階の寿司を握り終えると、 「注文しないと何も出んよ」 と、客を客とも思わぬ口調で難ずるように言った。


A 食中毒の寿司屋も小樽でした

二度と来ないであろう客ということでボる店もあるようですが、 一般的に小樽の寿司屋は高いのが多いです。 松竹梅特上並とかのセット以外は会計時にトラブルことの無いよう 値段を確認してから注文するなどした方がいいでしょう。 食中毒で営業停止になって、その間に出前だけならと営業して また被害を出したのも小樽の寿司屋でした。 偏屈で有名とかいう店でも衛生観念が無いような店も有ったりで、 評判が良くても必ずしも満足出来ない店があります。




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